人の命を預かり常に緊張感のある看護師


看護師のプレッシャー
看護師は命を預かる仕事であるためもともとプレッシャーの多い仕事です。その命を預かるという立場上、先輩からの目線が厳しくなったり、慎重にならなければならないことがよくあります。そのようなもともとプレッシャーがかかる場面が多い看護師が、特にプレッシャーを感じる場面を紹介します。

採血の場面
採血をするときは怖くて針を見ることができないという患者さんもいますが、逆にしっかりと採血ができるかどうかを確認するように針を刺す瞬間を見る患者さんもいます。そういった患者さんを相手にする場合は「ミスしないで」というプレッシャーを感じることやミスできないというプレッシャーを感じることが多いようです。そういったプレッシャーがかかる患者さんの中でも、採血をしづらい血管が細い人のような場合だと特にプレッシャーを感じます。看護師の仕事で採血にプレッシャーを感じるという看護師は少なくありません。

先輩看護師の目
命を預かる仕事をしているため、後輩の仕事に対してミスがないようにしっかりと目を配らなければなりません。取り返しのつかないミスが起こらないようにしなければならないのでチェックが厳しくなることは当たり前ですが、このような厳しいチェックは後輩看護師からするととてもプレッシャーを感じる場面です。
仕事に苦戦していたりすると教育担当の看護師としてはどのようなところができていないかを確認して後で指導をする準備をします。これも指導を受ける看護師からするとスムーズにこなさないと後で指導が入るというプレッシャーになるようです。

指導する立場になる
後輩として先輩看護師からの目がプレッシャーに感じるのと同様に、仕事をチェックする側の先輩看護師にもプレッシャーがあります。後輩がミスをしてしまうと自分の指導不足でもあり、確認不足でもあるためなるべくなら指導する側になりたくないと考えることもあるそうです。看護師のプレッシャーに耐えられず、離職する人も少なくありません。
命の現場で働く責任感を自覚しているからこそ不安やプレッシャーが大きく、その緊張が限界に達したとき看護師たちは自ら現場を去ることでメンタルを取り戻せるのです。
「引用:ナースときどき女子」
後輩がミスをしないようにしっかりと確認することも責任のある仕事であり、しかもその仕事は自分が抱える業務もある忙しい中でしなければなりません。仕事の内容は一見チェックするだけの楽そうな仕事に感じますが、チェックして何が悪いのか、どこをどうしたら改善につながるのか、ミスが減るのかなどの指導を含めるととても楽な仕事ではありません。このような理由から指導を受ける側だけではなく、指導をする側もプレッシャーを感じるのが看護師の仕事です。