お金を取り扱う責任重大な銀行員


銀行員のプレッシャー
銀行員はお金を取り扱う仕事をするためミスに対して非常に厳しい仕事です。銀行のお金のやりとりはその場限りのやり取りになるため、実際に渡した金額の証拠はお札や硬貨を一枚一枚並べて写真などで映さない限り証拠が残りません。渡した証拠は書面で残っていますが、実際には千円足りなかったなどのミスをしてしまうと大きな騒動につながってしまうプレッシャーがあります。

ミスを取り返すことが難しい
何かミスをしてしまっても多くの場合はとり返しのつくミスであることがほとんどです。そしてとり返しのつくミスでも簡単に取り返せる場合と取り返すのがとても難しいケースがあると思います。例えば出かけてから家に鍵をかけ忘れたことにすぐ気づいたというミスはすぐに戻れるため簡単に取り返せるミスです。しかし、遠方に出かけてから鍵のかけ忘れに気づいた場合はとても面倒なミスです。
銀行の仕事ではミスがあった場合、多くの場合とり返しがとても面倒なミスになってしまうという特徴があります。お金の不足があった場合は伝票などを確認することで発見することができる場合があります。しかし、問題はお金の過多があったケースです。お金の過多は様々な原因が考えられるため原因の特定がとても難しいのです。
今ではお金を数える機械が導入されてきてその負担も減りつつありますが、最終的には手作業で勘定をすることになるため、お金を1円でも少なかったり多く勘定するととても面倒なことになります。このようなミスをしないようにしなければならないプレッシャーと銀行員は常に戦うことになります。

勘定のトラブル
銀行員は定時が15時だと勘違いしている人もいるかもしれませんが、窓口の営業が15時で閉まるだけで実際にはそれからの勤務があります。銀行員のプレッシャーがかかる場面ではこの15時から行う勘定のプレッシャーがあります。
勘定は朝9時に窓口を開ける前の預金総残高と窓口を閉めて営業を終えた15時の時点の預金総残高を合わせる仕事です。この勘定が合わない限り銀行員は帰ることができません。紙幣には誰のものかを記載することはありませんので、微妙な過不足が発生すると原因究明が難しいため帰る時間も遅くなっていきます。このように勘定が合わなければ帰る時間がとても遅くなってしまうことのプレッシャーもあり、勘定の仕事はとても神経を使う仕事になります。銀行員には勘定を正確に行わなければならないというプレッシャーも存在していることから、常にプレッシャーを感じながら仕事をしなければなりません。